ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「宝飾細工」の意味・わかりやすい解説 宝飾細工ほうしょくざいくjewelry 貴金属,貴石を使った装飾品,または技法。発生系統からみて,(1) 実用品を装飾化したもの,(2) 護符から装飾品に展開したもの,(3) 純装飾的なものの3種があり,(1) にはブローチや留め金など,(2) にはペンダントや首飾り,(3) にはイヤリング,腕輪などがある。その始りは石器時代で,ヨーロッパの宝飾品は,古代の貴金属主体から,中世の宝石主体,近世の服装との緊密な関係で使われる個性的な宝飾品へと展開した。 19世紀の華麗な幻想美が追求された宝飾技巧期を経て,現代は再び宝石主体の傾向に返っている。 出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報 Sponserd by