貴石(読み)キセキ

精選版 日本国語大辞典 「貴石」の意味・読み・例文・類語

き‐せき【貴石】

  1. 〘 名詞 〙 みがいて装飾に用いる鉱石。宝石。
    1. [初出の実例]「胡剌爾山に貴石を出す」(出典:輿地誌略(1826)一)

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百科事典マイペディア 「貴石」の意味・わかりやすい解説

貴石【きせき】

ダイヤモンドルビーサファイアエメラルドなど財宝的・宝飾的な価値の高い宝石をいい,プレシャス・ストーンprecious stoneの訳語に相当。貴石より価値の低いものは半貴石(セミプレシャス・ストーンsemi-precious stone)といわれ,オパールムーンストーン真珠などが含まれる。両者境界は明確ではないが,通常硬度7以上を貴石とする。
→関連項目宝石

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世界大百科事典(旧版)内の貴石の言及

【宝石】より

…それゆえ,天然宝石と成分,結晶や諸特性がまったく同じ人工結晶,つまり合成宝石がつくられても,その価値は人為的な再現性が可能なため,天然石よりもはるかに低い評価となる。
[宝石の分類]
 宝石はさらに財宝としてもしくは宝飾として高く評価される貴石precious stoneと,それらよりも評価の低い半貴石semi‐precious stoneとに二大別される。場合によっては,着用するという用途からは離れるが,置石(鑑賞石)あるいは装飾目的に用いられる飾石(かざりいし)ornamental stoneを加えて,三つに分類されることもある。…

※「貴石」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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