実相観入(読み)ジッソウカンニュウ

デジタル大辞泉 「実相観入」の意味・読み・例文・類語

じっそう‐かんにゅう〔ジツサウクワンニフ〕【実相観入】

斎藤茂吉が唱えた、短歌写生理論。表面的な写生にとどまらず、対象自己を投入して、自己と対象とが一つになった世界を具象的に写そうとするもの。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

関連語 名詞

精選版 日本国語大辞典 「実相観入」の意味・読み・例文・類語

じっそう‐かんにゅうジッサウクヮンニフ【実相観入】

  1. 〘 名詞 〙 斎藤茂吉の歌論正岡子規写生説を進展させたもので、表面的な写生にとどまらないで、人生、自然全体を包括した世界に徹するのが短歌写生の真髄であるとするもの。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

中国のゴビ砂漠などの砂がジェット気流に乗って日本へ飛来したとみられる黄色の砂。西日本に多く,九州西岸では年間 10日ぐらい,東岸では2日ぐらい降る。大陸砂漠の砂嵐の盛んな春に多いが,まれに冬にも起る。...

黄砂の用語解説を読む