日本歴史地名大系 「室橋堂」の解説 室橋堂むろはしどう 京都府:船井郡八木町室橋村室橋堂[現在地名]八木町字室橋室橋集落内にある。方一間の方形造で壁はない。堂の下は用水溝で、堂は橋を兼ねている。通(とお)り堂・文覚上人見水場(けんすいば)ともいう。文覚(もんがく)池の完成後文覚が用水の流れる様子をみた場所で、のちに堂を建てたという。如城(によじよう)寺蔵の「室橋縁由」には「治承元年五月新庄堰水之工成リ室橋銘名成レリ」とあって、堂下の溝渠は新庄(しんじよう)堰の用水路であるとしている。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by