室橋堂(読み)むろはしどう

日本歴史地名大系 「室橋堂」の解説

室橋堂
むろはしどう

[現在地名]八木町字室橋

室橋集落内にある。方一間の方形造で壁はない。堂の下は用水溝で、堂は橋を兼ねている。とおり堂・文覚上人見水場けんすいばともいう。文覚もんがく池の完成後文覚が用水の流れる様子をみた場所で、のちに堂を建てたという。

如城によじよう寺蔵の「室橋縁由」には「治承元年五月新庄堰水之工成リ室橋銘名成レリ」とあって、堂下の溝渠新庄しんじよう堰の用水路であるとしている。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

プラチナキャリア

年齢を問わず、多様なキャリア形成で活躍する働き方。企業には専門人材の育成支援やリスキリング(学び直し)の機会提供、女性活躍推進や従業員と役員の接点拡大などが求められる。人材の確保につながり、従業員を...

プラチナキャリアの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android