新撰 芸能人物事典 明治~平成 「宮下富美夫」の解説
宮下 富美夫
ミヤシタ フミオ
- 職業
- 音楽家 シンセサイザー奏者
- 専門
- ヒーリングミュージック,音楽療法
- 本名
- 宮下 文夫
- 生年月日
- 昭和24年
- 出生地
- 長野県 長野市松代町
- 学歴
- 長野中央高卒
- 経歴
- 高校時代ロックバンドを始めて以来音楽活動を続け、昭和44年ミュージカル「ヘアー」に出演。最初のLP「日本人」は、国内よりもまずヨーロッパで評判となり、48年シンセサイザー奏者の喜多郎らとともにグループ・ファーイーストファミリーを結成してヨーロッパ各地、米国など海外ツアーを開始。シンセサイザーを駆使して、東洋的な神秘と安息の世界を表現する独特のスタイルを定着させた。52年渡米、演奏活動を続けたが、腰痛をきっかけに東洋医学、鍼灸療法を知り、音楽療法の研究に取り組む。帰国後、故郷・長野県飯綱高原に戻り、58年琵琶スタジオを設立、レーベル琵琶レコードからヒーリングミュージックを発表。ストレスなどの現代病を治療するサウンド療法の第一人者となる。また楽曲を神社に奉納、59年の善光寺御開帳では本堂で「起光線」を演奏し、話題になった。平成2年映画「天と地と」の音楽監督をつとめた。アルバムに「GAIYA SYMPHONY」、著書に「天使のいやし―心身を癒す音の発見」「ヒーリングライフ―人と地球を癒す音」など。
- 没年月日
- 平成15年 2月6日 (2003年)
出典 日外アソシエーツ「新撰 芸能人物事典 明治~平成」(2010年刊)新撰 芸能人物事典 明治~平成について 情報