宮之城花器(読み)みやのじょうかき

事典 日本の地域ブランド・名産品 「宮之城花器」の解説

宮之城花器[竹工]
みやのじょうかき

九州・沖縄地方、鹿児島県の地域ブランド。
薩摩郡さつま町宮之城地区で製作されている。鹿児島は竹林面積が日本一で、そのなかでも最も有名なのが孟宗竹。1736(享保21)年に琉球から献上された2株が増えたものといわれる。火であぶった孟宗竹から油を浮き出させ天日乾燥させた晒し竹を使用する。竹の内側には防水を兼ねて漆が塗られ、さらに銅製の中容器を組み込んで花器の完成となる。戦後生産が拡大した。鹿児島県伝統工芸品。

出典 日外アソシエーツ「事典 日本の地域ブランド・名産品」事典 日本の地域ブランド・名産品について 情報

デジタル大辞泉プラス 「宮之城花器」の解説

宮之城花器

鹿児島県薩摩郡さつま町で生産される竹製の花器。県指定伝統的工芸品。

出典 小学館デジタル大辞泉プラスについて 情報

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が開発を進めるイプシロンSよりもさらに小さい。スペースワンは契約から打ち上げまでの期間で世界最短を...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android