宮保(読み)みやほ

日本歴史地名大系 「宮保」の解説

宮保
みやほ

宮保みやぼ町付近に比定される。文治元年(一一八五)三月一一日、源頼朝が平家追討のため、白山本宮に宮保を寄進したと伝える(「神官上道家系譜」白山比神社文書)。嘉禄二年(一二二六)九月七日、白山本宮社官柏野(上道)氏綱らが、豊田光成入道の三男法眼成舜の御供田地頭職補任にかかわる訴訟について不満をもち、近江延暦寺に訴えるため本宮の神輿を越前敦賀津付近まで発向させたが、理不尽の神輿振であったとして、宮保神主の上道氏盛が本宮神主職を罷免されている(白山宮荘厳講中記録)

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android