宮地花池村
みやじはないけむら
[現在地名]一宮市大和町〈宮地花池・苅安賀・戸塚〉
苅安賀村の東、一之宮村の南にある。「尾張国地名考」に「官府にては宮之地花池村と一串に呼称し、花池を本村とす、宮之地は花池の南に続き新開の地なりといふ」とあり、また「尾張志」に「和名類聚抄に中島郡美和とある旧郷なり」とあって、美和郷をこの村周辺の於保・妙興寺・一之宮などを含む地とするものが多い。「新編一宮市史」は市内大字佐千原・大字高田・浅井町東浅井・西浅井を含む地域としている。
「寛文覚書」の概高一千六〇石余、田二四町九反余・畑八二町六反余の村で、家数六八・人数五六五。
出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報
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