宮怨吟曲(読み)きゅうえんぎんきょく

世界大百科事典 第2版の解説

きゅうえんぎんきょく【宮怨吟曲】

ベトナムの長編詩。グエン・ザ・ティエウNguyen Gia Thieu(阮嘉韶。1741‐98)によって書かれた。漢字とチュノムを混用し,脚韻と腰韻を踏み,平仄式をもつ七言2句と六言,八言各1句のスタンザを連環する双七六八体詩で,356句から成る。ドアン・ティ・ディエム(段氏点)の《征婦吟曲》とともに,双七六八体詩の代表的作品とされる。皇帝寵愛を失った後宮の嬪妾の嘆きと回想を,仏教的現世観をまじえた独白で歌ったもの。

出典 株式会社平凡社世界大百科事典 第2版について 情報

関連語をあわせて調べる

今日のキーワード

大学入試センター試験

国立大学の共通第1次学力試験制度は、1979年度に導入された。入学試験を第1次と第2次とに分け、第1次試験は大学入試センターが共通学力試験を実施。第2次試験は各大学がきめ細かな入学者選抜を行うことを目...

続きを読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android