宮田杁(読み)みやだのいり

日本歴史地名大系 「宮田杁」の解説

宮田杁
みやだのいり

[現在地名]江南市宮田

黒岩くろいわ(現一宮市)との境にあり、現在宮田用水臨監所がある。寛永五年(一六二八)大野おおの(現一宮市)が廃止され、木曾川の水を取入れるため水奉行・川奉行の谷安右衛門・江崎清左衛門により上流の宮田村地境の黒岩村地内に長さ二一間・幅二間・高さ一間の杁が伏せられ、同一九年には長さ二一間・幅九尺・高さ五尺の杁が伏せられた。ともに上げ戸轆轤式で前者を大杁(二間杁)後者を小杁(九尺杁)と呼称し、約二〇年ごとに伏替えが行われ、宮田村はじめ二四ヵ村から普請人足を出した。井高一四万石余(地方古義)丹羽郡葉栗郡中島郡・春日井郡の村々を潤した(寛文覚書)

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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