宮田栄助(読み)みやた えいすけ

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「宮田栄助」の解説

宮田栄助(2代) みやた-えいすけ

1864-1931 明治-大正時代実業家
元治(げんじ)元年9月生まれ。明治9年先代栄助とともに上京,14年宮田製銃工場を創設。23年国産第1号の自転車試作に成功し,25年宮田製作所と改称して自転車製造を主業とした。昭和6年9月9日死去。68歳。常陸(ひたち)(茨城県)出身。前名は政次郎。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

世界大百科事典(旧版)内の宮田栄助の言及

【自転車】より

… 日本に初めて自転車がもち込まれたのは,江戸末期の慶応年間であったといわれ,そう伝承されるボーンシェーカー型の自転車が残っている。記録のうえでは1870年(明治3)にアメリカからオーディナリ型自転車(日本ではだるま自転車,あるいはだるま車と呼ばれた)が輸入されたのが最初であり,90年宮田栄助が製作した国産第1号はダイヤモンドフレームのセーフティ型自転車であった。明治時代には全国の主要都市で貸自転車業が流行し,個人用としては一部の富裕層やその子弟,モダン階層のステータス・シンボルとして使用された。…

※「宮田栄助」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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