宮神楽(読み)みやかぐら

精選版 日本国語大辞典 「宮神楽」の意味・読み・例文・類語

みや‐かぐら【宮神楽】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 神社で行なう神楽
    1. [初出の実例]「牛御前の方を見渡せば、宮神楽(ミヤカグラ)太鼓の音、さも勇ましく拍子を打ちて」(出典人情本・清談松の調(1840‐41)二)
  3. 歌舞伎の下座音楽の一つ。神社の場面に用いられる三味線入りの神楽。大太鼓・締め太鼓・竹笛などが用いられる。
    1. [初出の実例]「ト、宮神楽になり、加賀次郎、金沢太郎、鶏をばよき所に置いて入る」(出典:歌舞伎・御摂勧進帳(1773)四立)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

世界大百科事典(旧版)内の宮神楽の言及

【歌舞伎】より

…ドンドンドンと三つずつ区切って打ち鳴らす。 宮神楽(みやかぐら)神社の場面に用いる太鼓,大太鼓,竹笛,チャッパによる神楽を模した囃子。かならず〈宮神楽合方〉に打ち合わされる。…

※「宮神楽」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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