宮良長包(読み)ミヤラ チョウホウ

20世紀日本人名事典 「宮良長包」の解説

宮良 長包
ミヤラ チョウホウ

大正・昭和期の作曲家



生年
明治16(1883)年3月18日

没年
昭和14(1939)年6月2日

出生地
沖縄県八重山

学歴〔年〕
沖縄師範学校

経歴
卒業後、沖縄県内の小学校や師範学校で教鞭を執る。その傍ら、「赤い鳥」の童謡運動に共鳴して作曲活動を行い、大正10年に「鳩間節」を発表。その作品は「泊まり舟」「えんどうの花」など、沖縄旋法を取り入れた郷土色豊かな作品が多く、叙情的なメロディーで親しまれている。作品集に「宮良長包作曲集」がある。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

関連語 学歴

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「宮良長包」の解説

宮良長包 みやら-ちょうほう

1883-1939 大正-昭和時代前期の作曲家。
明治16年3月18日生まれ。郷里沖縄の小学校や師範学校の教師をつとめる。「赤い鳥」の童謡運動に影響をうけ,作曲活動にとりくむ。琉球旋法をつかった郷土色ゆたかな曲で注目された。昭和14年6月2日死去。57歳。沖縄師範卒。作品に「鳩間節」「なんた浜」「汗水節」など。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

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