家久村(読み)いえひさむら

日本歴史地名大系 「家久村」の解説

家久村
いえひさむら

[現在地名]武生市家久町

日野川左岸を流れる支流吉野瀬よしのせ川に沿う。東部を北陸街道が走る。天正九年(一五八一)八月六日付前田利家墨印状(木村家文書)に「大井村」とあるのが当村で、慶長一一年(一六〇六)頃の越前国絵図も大井村として高一七五七・三六石を記す。正保郷帳には「太井村」とあるが、元禄郷帳以降家久村と記される。正保郷帳によると、田方一千六二一石余・畠方一三〇石余。福井藩領。

枝村に柳原やなぎはら伊部いべ山西やまにし三屋みつやがある(越前国名蹟考)

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が開発を進めるイプシロンSよりもさらに小さい。スペースワンは契約から打ち上げまでの期間で世界最短を...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android