家島村(読み)いえじまむら

日本歴史地名大系 「家島村」の解説

家島村
いえじまむら

[現在地名]大分市家島

大野川と小中島おなかしま川に挟まれた中洲にあり、西は同川を隔てて鶴崎村三佐みさ村、南は家島川を隔てて小中島村。「えじま」ともよばれ(明治八年「豊後国区画村町一覧」)、「よじま」とも通称される。一周二二町三六間余(伊能忠敬測量日記)。天正一九年(一五九一)七月三日には「豊後天部おと津・いゑ嶋しゆ七人」が伊勢神宮に参詣している(「参宮帳写」後藤作四郎文書)。家島が海部郡に属したというのは誤り。大友吉統が文禄の役に出兵する際には、嫡子義述が家島で留守番を勤めることとなった(二月二八日「大友義述書状」大友家文書録)

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android