故事成語を知る辞典 「家書万金に抵る」の解説 家書万金に抵る 離れて暮らしている家族からの手紙は、何よりもうれしいものだ、ということ。 [由来] 八世紀の中国の詩人、杜と甫ほの詩「春望」の一節。この詩は、戦乱の中で家族と離れ離れになり、反乱軍に占領された都にひとりで暮らしていた杜甫が、世の乱れを嘆いて作ったもの。「烽ほう火か、三さん月げつに連なり、家書、万金に抵る(戦いを告げるのろし火は、三か月もの間絶えることがなく、家族との連絡もつかないから、手紙が届くのであれば一万金もの大金だって払いたいほどだ)」という一節があります。 [解説] この詩の冒頭が、有名な「国破れて山河在り」です。 出典 故事成語を知る辞典故事成語を知る辞典について 情報