春望(読み)シュンボウ

デジタル大辞泉 「春望」の意味・読み・例文・類語

しゅん‐ぼう〔‐バウ〕【春望】

春の眺め。春の景色

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精選版 日本国語大辞典 「春望」の意味・読み・例文・類語

しゅん‐ぼう‥バウ【春望】

  1. 〘 名詞 〙 春のながめ。《 季語・春 》
    1. [初出の実例]「江楼春望、応製、一首 野岑守」(出典:文華秀麗集(818)上)
    2. [その他の文献]〔劉禹錫‐韓十八侍御見示岳陽楼別竇司直和韻詩〕

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普及版 字通 「春望」の読み・字形・画数・意味

【春望】しゆんぼう

春の眺め。

字通「春」の項目を見る

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世界大百科事典(旧版)内の春望の言及

【杜甫】より

…表面的には繁栄を誇りながらも不正と頽廃の度を深めていく社会への痛憤が,出征兵士の苦しみを歌った〈兵車の行(うた)〉や楊貴妃一族の専横を批判した〈麗人の行〉などを生み出した。第2期は安禄山の乱から四川に落ち着く48歳の冬までで,戦乱に揺れ動く社会に翻弄される自己の憂愁を歌い,長安幽閉中には〈春望〉や〈江頭に哀しむ〉など,よりどころを失った社会や人間に対する底深い悲しみをたたえた作品が作られた。また〈曲江〉は政治の理想と現実との隔たりを身をもって感じた左拾遺時代の作品であり,左遷された後には〈新安の吏〉〈潼関の吏〉〈石壕の吏〉(以上〈三吏〉),〈新婚の別れ〉〈垂老の別れ〉〈無家の別れ〉(以上〈三別〉)といった社会詩がある。…

※「春望」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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