家蔵(読み)カゾウ

デジタル大辞泉 「家蔵」の意味・読み・例文・類語

か‐ぞう〔‐ザウ〕【家蔵】

[名](スル)家のものとして所有していること。また、その物。「家蔵の絵を出品する」

いえ‐くら〔いへ‐〕【家蔵】

《家と蔵の意から》財産身代

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「家蔵」の意味・読み・例文・類語

か‐ぞう‥ザウ【家蔵】

  1. 〘 名詞 〙 家のうちに持っていること。また、そのもの。
    1. [初出の実例]「此等の書、某が家蔵(カザウ)にあるものも侍り」(出典随筆・折たく柴の記(1716頃)上)
    2. [その他の文献]〔新唐書‐于休烈伝〕

いえ‐くらいへ‥【家蔵】

  1. 〘 名詞 〙 家と蔵。転じて、財産。
    1. [初出の実例]「毎日銭の山をなして、俄に家蔵(イヘクラ)求べき人はさもなく、今に奥山入海に心をなし」(出典:浮世草子日本永代蔵(1688)四)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

プラチナキャリア

年齢を問わず、多様なキャリア形成で活躍する働き方。企業には専門人材の育成支援やリスキリング(学び直し)の機会提供、女性活躍推進や従業員と役員の接点拡大などが求められる。人材の確保につながり、従業員を...

プラチナキャリアの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android