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容与(読み)ヨウヨ

デジタル大辞泉 「容与」の意味・読み・例文・類語

よう‐よ【容与】

[形動タリ]ゆったりとしているさま。ゆるやかに動くさま。
絳節かうせつ羽憧うどうその間に―たり」〈山中人饒舌・下〉

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「容与」の意味・読み・例文・類語

よう‐よ【容与】

  1. 〘 形容動詞ナリ活用タリ 〙
  2. ゆったりとしているさま。ゆるやかに動くさま。
    1. [初出の実例]「龍吟決堤、則容与不飽」(出典:性霊集‐二(835頃)大和州益田池碑)
    2. 「容与たり方六尺の簟」(出典:妻木(1904‐06)〈松瀬青々〉夏)
    3. [その他の文献]〔楚辞‐九章・渉江〕
  3. とらわれるところなく、のびのびとするさま。〔荘子人間世

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

普及版 字通 「容与」の読み・字形・画数・意味

【容与】ようよ

心のままにくつろぐ。〔書譜、五〕用、熟を盡し、規(きく)、胸襟(そら)んぜば、自然に容與(ようよ)徘徊し、先に筆後に、灑(せうさい)して、(筆)(心)飛ばん。

字通「容」の項目を見る

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

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