デジタル大辞泉 「容」の意味・読み・例文・類語 よう【容】[漢字項目] [音]ヨウ(漢) [訓]いれる ゆるす かたち[学習漢字]5年1 中に入れる。「容器・容疑・容量/受容・収容・包容」2 入れた中身。「内容」3 かたち。姿。「容姿・容色・容貌ようぼう/偉容・艶容えんよう・音容・玉容・形容・山容・陣容・衰容・全容・美容・理容」4 聞き入れる。受け入れる。ゆるす。「容赦・容認/海容・寛容・許容・聴容・認容」5 ゆとりがある。「従容しょうよう」6 たやすい。「容易」[名のり]いるる・おさ・かた・なり・ひろ・ひろし・まさ・もり・やす・よし[難読]容気かたぎ・容易たやすい 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
精選版 日本国語大辞典 「容」の意味・読み・例文・類語 よう【容】 〘 名詞 〙 かたち。すがた。有様。[初出の実例]「合戦の容(ヨウ)をも物かたり候へ」(出典:読本・椿説弓張月(1807‐11)前)[その他の文献]〔老子‐二一〕 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例
普及版 字通 「容」の読み・字形・画数・意味 容常用漢字 10画 [字音] ヨウ[字訓] すがた・かたち・いれる・ゆるす[説文解字] [甲骨文] [その他] [字形] 会意宀(べん)+谷(よく)。宀は屋、谷は祝詞を収める器の(さい)の上に、彷彿として神気があらわれる形。容とは神容をいう。その神容を拝することを願うを欲という。容・欲・裕・浴の従うところは、谿谷の谷とは別の字である。〔説文〕七下に「んなるなり。宀谷に從ふ」とするが、その会意の意を説かず、古文としてまた(公)に従う字形をあげる。は公廷・中廷の象で、儀礼の場所をいう。神容・容姿の意からいえば、谷に従うのがよい。[訓義]1. すがた、神容、霊のすがた。2. かたち、ようす、ふるまい。3. いれる、うける、ゆるす、うべなう。4. よろこぶ、やわらぐ、ゆとり、しずか。5. まさに~すべし。6. 或と通じ、あるいは。[古辞書の訓]〔名義抄〕容 カホカタチ・カクル・イル・ウク・ホシイママ・ユルス・スベシ・ユク・シヅカナル・ヒソカニ/容止 フルマヒ/阿容 オモネル/容與 ―トホシイママニ/容易 タヤスシ/容皃 オベラセ[声系]〔説文〕に容声として溶・鎔など六字を収める。容は彷彿として神気のみつるさま。溶・鎔は容の声義を承け、渾然として融解する意がある。[語系]容・溶・鎔jiongは同声。融jium、冶jiは声義近く、もと一系をなす語である。裕・欲・浴jiokも声近く、俗ziokもその系列の語。[熟語]容易▶・容隠▶・容裔▶・容悦▶・容仮▶・容華▶・容喙▶・容観▶・容顔▶・容含▶・容輝▶・容儀▶・容許▶・容賢▶・容護▶・容好▶・容光▶・容姿▶・容膝▶・容赦▶・容臭▶・容恕▶・容状▶・容情▶・容譲▶・容色▶・容飾▶・容刃▶・容遂▶・容制▶・容済▶・容盛▶・容接▶・容▶・容足▶・容貸▶・容典▶・容諂▶・容刀▶・容頭▶・容匿▶・容徳▶・容忍▶・容納▶・容範▶・容庇▶・容媚▶・容美▶・容表▶・容覆▶・容服▶・容物▶・容保▶・容放▶・容貌▶・容冶▶・容裕▶・容与▶・容容▶・容養▶・容留▶・容諒▶[下接語]威容・偉容・雲容・婉容・艶容・音容・温容・花容・佳容・華容・改容・海容・寛容・顔容・容・儀容・許容・玉容・勤容・軍容・形容・妍容・言容・山容・姿容・失容・取容・収容・秀容・秋容・修容・愁容・淑容・粛容・春容・悛容・従容・縦容・陣容・塵容・衰容・悴容・酔容・正容・声容・清容・盛容・接容・川容・先容・壮容・容・尊容・惰容・端容・動容・内容・美容・婦容・容・風容・変容・包容・乏容・冶容・雍容・理容・礼容・麗容・斂容・和容 出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報