宿窪田村(読み)しゆくくぼたむら

日本歴史地名大系 「宿窪田村」の解説

宿窪田村
しゆくくぼたむら

[現在地名]牧園町宿窪田

現牧園町の南西端に位置する。南流する石坂いしざか川の流域にあたり、同川は村の南西端で天降あもり川に合流、同川は村の南端中津なかつ川を合流する。巣窪田村とも記され、「すくぼた」ともいう。おどり郷の地頭仮屋がある。「地誌備考」によると、踊郷の創設は元和元年(一六一五)とされ、踊城を中心に麓が形成された(牧園町郷土誌)。寛文四年(一六六四)の郡村高辻帳に巣窪田村とみえ、高四〇一石余。「三州御治世要覧」では宿窪田村とみえ「古ハ巣窪田村」と注記され、延享(一七四四―四八)頃の高一千一三二石余。旧高旧領取調帳では高一千二三二石余。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報