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宿紙上下座 しゅくしかみしもざ

世界大百科事典 第2版の解説

しゅくしかみしもざ【宿紙上下座】

図書寮紙屋院の後身として蔵人所を本所に室町期に成立した座。特権として京中における紙漉業の独占権と課役免除を保持した。上下の2座から成り,主として綸旨(りんじ),口宣案(くぜんあん)などに不可欠宿紙を貢納したところに名称の由来がある。上座は律令制下における図書寮紙屋院の紙工の系統の者によって組織され発展したもので,紙屋院廃絶以降の朝廷需要の宿紙などの紙類を製造するとともに,座の上位にある兄部(このこうべ)(統率者)のうち,例えば栂井氏などは世襲的に図書寮允,属官に補任されて恒例,臨時の朝儀の図書寮官人役を勤仕した。

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世界大百科事典内の宿紙上下座の言及

【反古座】より

…すきかえし紙である宿紙(しゆくし)は,綸旨・補任状などの用紙として朝廷で用いられ,律令制以来図書寮(ずしよりよう)の管掌するところであった。この宿紙を扱う座を宿紙上下座といい,上座は図書寮に所属する紙工が座をなしたもので,栂井氏の支配下にあった。下座は紙の需要が増大したことにより,室町期に商品生産に応じて生まれた新しい座である。…

※「宿紙上下座」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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