宿食(読み)シュクジキ

デジタル大辞泉 「宿食」の意味・読み・例文・類語

しゅく‐じき【宿食】

しゅくしょく(宿食)」に同じ。〈日葡

しゅく‐しょく【宿食】

食べた物が消化しないで胃の中にたまること。また、その食べ物。しゅくじき。
「四百四種の病は―を根本と為す」〈雑談集・四〉

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「宿食」の意味・読み・例文・類語

しゅく‐しょく【宿食】

  1. 〘 名詞 〙 食物が消化されないで胃の中にあること。また、その食物。しゅくじき。
    1. [初出の実例]「腹中の宿食、風と成て心痛むで遂に死て地獄に堕ちぬ」(出典:今昔物語集(1120頃か)一)
    2. 「四百四種の病は宿食(シュクショク)を根本と為す」(出典:雑談集(1305)四)

しゅく‐じき【宿食】

  1. 〘 名詞 〙 ( 「じき」は「食」の呉音 ) =しゅくしょく(宿食)〔文明本節用集(室町中)〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が開発を進めるイプシロンSよりもさらに小さい。スペースワンは契約から打ち上げまでの期間で世界最短を...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android