腹中(読み)フクチュウ

デジタル大辞泉 「腹中」の意味・読み・例文・類語

ふく‐ちゅう【腹中】

腹の中。また、胃腸
心の中。胸中。「腹中の計」
度量。「大腹中人物

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「腹中」の意味・読み・例文・類語

ふく‐ちゅう【腹中】

  1. 〘 名詞 〙
  2. はらの中。はら。また、特に胃腸。
    1. [初出の実例]「推之大に争に在腹中。然者瀉薬を服せしめんとて、令呵梨勒丸」(出典江談抄(1111頃)三)
    2. [その他の文献]〔史記‐刺客伝・専諸〕
  3. 心の中。心中。胸中。また、度量。
    1. [初出の実例]「きゃつがふくちうはまだひろさうなとはふ」(出典:虎明本狂言・今参(室町末‐近世初))
    2. [その他の文献]〔後漢書‐光武本紀〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

普及版 字通 「腹中」の読み・字形・画数・意味

【腹中】ふくちゆう

心中。

字通「腹」の項目を見る

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

今日のキーワード

南海トラフ臨時情報

東海沖から九州沖の海底に延びる溝状の地形(トラフ)沿いで、巨大地震発生の可能性が相対的に高まった場合に気象庁が発表する。2019年に運用が始まった。想定震源域でマグニチュード(M)6・8以上の地震が...

南海トラフ臨時情報の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android