日本歴史地名大系 「寄合新田」の解説 寄合新田よりあいしんでん 長野県:伊那市寄合新田[現在地名]伊那市大字西箕輪(にしみのわ) 大萱(おおがや)大萱村の村内およびその周辺に帯状に隣接し、一地域にまとまることなく、しかも人家もなく、それで独立村的な性格を持っていた特殊な新田村。関盛胤(一七六九没)著「伊那温知集」の大萱村新田の項に「寄合新田 高五拾九石八斗壱升四合」とある。大萱村は近郷一二ヵ村との入会地を無断で開墾したので入会村々ではこれを訴え、寛保二年(一七四二)裁許を得、検地打出しの分一三町七段二畝五歩半を田畑(たばた)村(現上伊那郡南箕輪村)・南殿(みなみどの)村(同)・神子柴(みこしば)村(同)・羽広(はびろ)村の四ヵ村へ払い下げ寄合新田と称した。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by