日本歴史地名大系 「寄島干拓地」の解説 寄島干拓地よりしまかんたくち 岡山県:浅口郡寄島町寄島干拓地[現在地名]寄島町早崎新開(はやさきしんがい)七千五三八番地から西新開(にししんがい)一万二千一〇〇番地に至る地先と、海上沖合にある寄島との間を占める。東堤塘はもとの寄島漁港の西端と寄島東端を結ぶ延長一〇三四メートル、西堤塘は本土側青佐(おおさ)樋門と同島西端を結ぶ延長一二三四メートルで、面積約一〇七ヘクタール。干拓によって従来の漁港が使用不能になったため、東側に新しく漁港が設けられた。当地は山塊が海岸線に迫り、耕地が狭く農業経営規模がきわめて小さいため、近世後期には古(こ)新田・中(なか)新田・早崎新田などの干拓による新田開発が盛んに行われた。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報