寄島町
よりしまちよう
面積:八・七二平方キロ
郡南西端に位置し、東は倉敷市、西は笠岡市、北は鴨方町・里庄町、南は瀬戸内海水島灘に面する。北部の竜王山(二八九・四メートル)、西の鉢山(二四二・七メートル)、海岸線に迫る青佐山(二四九・四メートル)などの山に囲まれ平坦地は少ない。集落は丘陵とその斜面に密集し、海岸線が主要な東西交通路になっており、主要地方道倉敷―長浜―笠岡線が通る。南北交通は早崎から福井の谷間を通る県道小坂西―寄島線と東安倉の安倉峠を通る県道東安倉―鴨方線などがある。沖合にある寄島と三郎島には神功皇后伝説があり、町名はこの寄島に由来する。
寄島よりサヌカイト石器、東安倉より縄文時代の石器・土器、宮通などから弥生時代の石器や古墳時代の土師器・須恵器を出土。
出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報