寄巻村(読み)よまきむら

日本歴史地名大系 「寄巻村」の解説

寄巻村
よまきむら

[現在地名]三郷市鷹野たかの新和しんわ・寄巻

さき村・前谷まえや村の東に位置し、南は小合こあい溜井。延宝元年(一六七三)ヶ崎村から前谷村とともに分村したと伝え(風土記稿)、元禄郷帳では寄巻前谷村として書上げられている。元禄八年(一六九五)武蔵国幕府領検地の一環として検地が実施された(「風土記稿」など)。天保郷帳に寄巻村とみえ、高二六九石余。江戸時代を通じて幕府領であったと思われる(「風土記稿」・改革組合取調書など)。水戸徳川家の鷹場に含まれ、「風土記稿」に小名として「御鷹野道」が記される。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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