20世紀日本人名事典 「富取風堂」の解説
富取 風堂
トミトリ フウドウ
大正・昭和期の日本画家
- 生年
- 明治25(1892)年10月1日
- 没年
- 昭和58(1983)年2月12日
- 出生地
- 東京・日本橋
- 本名
- 富取 次郎
- 主な受賞名〔年〕
- 院展・文部大臣賞(第51回)〔昭和41年〕「母子の馬」,千葉県文化功労者〔昭和42年〕
- 経歴
- 明治38年松本楓湖の安雅堂画塾に入門。大正3年紫紅の結成による赤曜会に参加、のち同会の延長ともいうべき目黒派の研究会に加わる。4年院展に初入選、その後9年に再び院展に出品し、以後同展に入選を続ける。13年日本美術院同人、昭和33年同評議員となる。41年「母子の馬」が院展で文部大臣賞を受賞、44年監事。また51年より横山大観記念館常務理事を務めた。代表作に「踊の師匠」「仔馬」「蟹」など。
出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報