精選版 日本国語大辞典「母子」の解説
はは‐こ【母子】
〘名〙 (「はわこ」の時代も)
① 母親とその子ども。
※史記抄(1477)七「いかなる母子とも云へ皆焼て失せうぞ」
② 幼児の枕もとに置くお守り人形。天児(あまがつ)。御伽這子(おとぎぼうこ)。這子(ほうこ)。はいはい人形。
③ 「ははこぐさ(母子草)」の略。《季・春》
※文徳実録‐嘉祥三年(850)五月壬午「三日不レ可レ造レ餻、以レ無二母子一也」 〔俳諧・毛吹草(1638)〕
ほう‐こ はう‥【母子】
〘名〙 植物「ははこぐさ(母子草)」の異名。
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