富士スピードウェイ(読み)ふじスピードウェイ

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「富士スピードウェイ」の意味・わかりやすい解説

富士スピードウェイ
ふじスピードウェイ

日本国内で四輪車やオートバイの国際レースが開催できるサーキットの一つ。静岡県駿東郡小山町に位置する。著名なアメリカ人サーキット設計者,マネー・ペニーの設計に基づいて,1966年1月にオープンした。当初は 30°バンクがある 6kmコースと,4.3kmのショートコースの二つを備えていた。 1966年5月の日本グランプリ開催をはじめ,1970年代に一世を風靡した「富士グランチャンピオンシリーズ」などを行ない,日本を代表するサーキットとしての地位を築いた。 1976年に東洋で初めてF1を開催したのも鈴鹿サーキットではなく富士スピードウェイだった。 2000年にトヨタ自動車が資本参加。これを機に (1) モータースポーツの安全,(2) 安全運転の普及推進,(3) 若者への情報発信基地のテーマを掲げ,全面リニューアル。新コースは全長約 4.5km。約 1.5kmの長い直線に代表される高速型コースの特徴を踏襲しながら,テクニカルなコーナーが追加され,2005年4月オープン。

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