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自転車競技 じてんしゃきょうぎ cycling

翻訳|cycling

7件 の用語解説(自転車競技の意味・用語解説を検索)

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

自転車競技
じてんしゃきょうぎ
cycling

自転車に乗って,スピードや操作技術を競う競技。 1868年フランスのパリで初めての競技会が行なわれ,1893年に第1回世界選手権大会が開催。 1896年ギリシアアテネ開かれた第1回オリンピック競技大会から正式競技として実施された。

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朝日新聞掲載「キーワード」の解説

自転車競技

トラックとロードがある。国体のトラック個人種目は、1キロタイムトライアルケイリンスプリントポイントレース▽4キロ速度競走。1キロタイムトライアルでは、優勝者の平均時速は50キロを超える。団体は2種目(4キロ団体追抜競走、チーム・スプリント)。ロードは成年144.1キロ、少年116キロ。国体のトラックは10月5~8日に防府市の防府競輪場で、ロードは10月9日に美祢市・長門市の美祢市発着特設ロード・レース・コースである。

(2011-07-03 朝日新聞 朝刊 山口 1地方)

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デジタル大辞泉の解説

じてんしゃ‐きょうぎ〔‐キヤウギ〕【自転車競技】

自転車を使用して、速さ・技術などを競う競技。競技場で行うトラックレース、道路で行うロードレースなどがある。

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百科事典マイペディアの解説

自転車競技【じてんしゃきょうぎ】

自転車を用いて行われるスポーツの総称。日本では一般に競輪を除くアマチュア・スポーツとしての自転車競走をいうことが多い。ピストトラック競技)とルート(ロードレース)に大別される。
→関連項目インデュラインサイクリング自転車マウンテンバイク

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世界大百科事典 第2版の解説

じてんしゃきょうぎ【自転車競技】

自転車を用具として行われるスポーツの総称。現在では世界的に広く普及しているが,とくにヨーロッパではサッカー陸上競技とともに大衆に人気のあるスポーツで,1903年にはじまった〈ツール・ド・フランス〉(フランス一周ロードレース)などは,毎年フランス国民を熱狂させている。
【歴史】

[欧米]
 自転車は18世紀後半から19世紀にかけてヨーロッパで発明され,改良が加えられ続けたが,おりからの欧米のスポーツ熱のなかで,きわめて自然に自転車による競走を生んだ。

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大辞林 第三版の解説

じてんしゃきょうぎ【自転車競技】

自転車を用いて行う競技の総称。自転車競技場で行われるトラック競技、一般の道路をコースにするロード-レース、整地されていないコースを走るマウンテン-バイク競技など速さを競うもののほか、サイクル-サッカー、サイクル-フィギュアなどの競技がある。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

自転車競技
じてんしゃきょうぎ
cycling

自転車を使って行われるすべてのスポーツ。自転車競技にはいろいろな競技種目がある。自転車が発明され、サイクリングがスポーツとして始められた当初はスピードを競い合う競走が主体であったが、自転車が普及発展するにつれて、サイクルボールBMXバイシクルモトクロスbicycle motocross)、マウンテンバイクMTB)など、新しいスポーツが開発され、現在では競走だけでなく、自転車を使って行うすべてのスポーツを自転車競技とよんでいる。[林讓四郎・日本自転車競技連盟]

歴史

自転車競技は長い歴史と伝統をもったスポーツで、1868年パリで世界最初の自転車競走が行われて以来、今日まで世界各国で広く愛され、親しまれてきた。とくにヨーロッパでは、大衆にもっとも人気のあるスポーツの一つとして広く普及しており、毎年行われているフランス一周ロードレース(ツール・ド・フランスTour de France)はフランス国民を熱狂させている。
 オリンピック大会においても正式種目であり、男子は1896年第1回アテネ大会から、女子は1984年第23回ロサンゼルス大会から行われている。1996年よりマウンテンバイクが、2008年よりBMXが、正式種目に加えられた。世界選手権大会も1893年シカゴで第1回が開催されて以来(トラック競技)、二度の世界大戦期を除いて今日まで世界の各都市で毎年行われている。なお、ロード競技は1927年の世界選手権大会から、以下、1930年には室内自転車競技、1950年にはシクロクロスCyclo-Cross競技、1982年BMX競技、1990年マウンテンバイク競技、1992年からトライアル競技、2003年よりMTBマラソン、さらに2007年よりパラサイクリングが実施されている。1973年には新たにジュニア世界選手権大会(トラック競技、ロード競技)が開催され、既存の世界選手権大会とともに開催期日を異にして毎年行われているが、2009年からトラック種目のみとなり、ジュニアのロード種目は既存の世界選手権大会のなかで行われている。
 日本においても明治期より総延長千キロメートルを超えるようなロードレースが行われたが、当時は自転車が高価であったため、自転車メーカーや商社あるいは新聞社などによる販売促進の色彩が強かった。大正期から昭和初期にかけては運搬用具として普及し、同時に自転車競技も盛んになってきたが、まだメーカーなどに雇われたプロ競技者の参加が多く、1936年(昭和11)の第11回オリンピック・ベルリン大会に初めてのオリンピック参加を目ざすも、アマチュア規定の問題から参加がかなわなかった。日本が初めてオリンピックの自転車競技に参加したのは、1952年(昭和27)第15回ヘルシンキ大会からである。
 第二次世界大戦後ギャンブル・スポーツとして競輪(けいりん)が誕生し、戦前からの自転車競技とあわせてアマチュアとプロが並存していく流れになった。1960年代から1990年代まで自転車競技の国際組織でも内部でアマチュアとプロの2組織に分かれていたが、この時期に世界選手権プロ・スプリント競技で中野浩一選手が10連覇を果たし、1984年第23回オリンピック・ロサンゼルス大会ではアマチュアの坂本勉選手が初めてのメダル(銅)を獲得した。国内でも1990年(平成2)にアジアにおいて初の世界選手権が前橋市と宇都宮市で開催され、その後いくつもの国際レースが日本国内で行われるようになった。また国外のプロ・チームで活躍する日本人も現れ、競技スポーツとして自転車競技は注目されるようになってきている。
 世界の自転車競技の組織は、1900年に結成された国際自転車競技連合Union Cycliste Internationale(UCI、本部はスイスのエーグル)によって統轄されており、2012年(平成24)9月の時点で、日本をはじめ179か国・地域が加盟している。日本において自転車競技の統轄団体が結成されたのは1934年で、当初日本サイクル競技連盟の名称で創立され、1936年にUCIに加盟、翌1937年に日本学生自転車競技連盟と合同して日本自転車競技連盟の名称となった。第二次世界大戦後、競輪の誕生により、プロフェッショナルの分野が確立され、日本プロフェッショナル自転車競技連盟の誕生を契機に、それまでの日本自転車競技連盟は1957年に日本アマチュア自転車競技連盟と改称された。1996年からオリンピックにもプロ選手が出場できることが決まり、いわゆるオープン化が進んだ。1995年にアマ・プロの両連盟は統合され、現在の日本自転車競技連盟となっている。[林讓四郎・日本自転車競技連盟]

競技種目と競技方法

競技種目は多様であるが、現在、UCIが統括する自転車競技は大きく八つの競技部門(トラック、ロード、マウンテンバイク、シクロクロス、BMX、トライアル、室内自転車競技、パラサイクリング)に分かれ、さらにそのなかで多種の種目に分かれている。また年齢別にカテゴリー分けされる。毎年12月31日の時点で、男女の17~18歳は「ジュニア」、男子の19~22歳は「U23」、男子の23~29歳と女子の19~29歳は「エリート」とされ、30歳以上は「マスター」を選択できる。[林讓四郎・日本自転車競技連盟]
トラック競技種目
自転車競技場で行う競技で、日本国内の競技場は周長500メートル、400メートル、333.33メートルのものが多いが、世界選手権大会、オリンピックで使用する競技場の周長は250メートルに限定され、競技規則もこれに適したものとなっている。次に解説する種目は、世界選手権大会、オリンピックで行われる種目である。なお、タイムを競う種目の場合には、静止状態からのスタンディング・スタートにおいて自転車を保持しスタート信号と同時に開放する装置、スターティング・マシンを用いている。
(1)タイムトライアルtime trial 独走による時間競技で、完走タイムの優劣で勝敗を決める。男子は1キロメートル、女子は500メートルの距離で行われている。
(2)スプリントsprint 元来、単に短距離競走の意味でスプリントとよばれていたが、競技形態が発展した結果、種目名となった。2~4名の選手が笛の合図とともにスタートし、先着した者を勝者とする競技。予選は200メートルで、スタート・ライン手前から助走してスタートするフライング・タイムトライアルで行い、その上位者が2~4名で行う対戦に進める。準々決勝以降は2名で行われる。333.33メートル以上の競技場で行う場合は2周、333.33メートル未満の競技場では3周で行う。勝敗はゴールの先着順で決めるが、最後の1周に入るまでは、走路上で徐行したり停止したりして、相手に対し有利な位置につくためのさまざまな駆け引きを行う。最終スプリントは時速70キロメートルを超えるスピードで争われる。
(3)インディビデュアル・パーシュート・レースindividual pursuit race 「パーシュート」とは「追跡」の意味で、日本では個人追い抜き競走ともよぶ。2名の選手がホームとバックストレッチの中央線からそれぞれ同時にスタートし、お互いに相手を追いかける競技。スターティング・マシンを用いる。勝敗は相手に追い付くか、ゴールの先着順で決める。競走距離は性別と年齢別カテゴリーによって異なり、男子エリートとU23は4キロメートル、女子エリートと男子ジュニアは3キロメートル、女子ジュニアは2キロメートルの距離で行われる。
(4)チーム・パーシュート・レースteam pursuit race チームで行うパーシュート・レース。日本では団体追い抜き競走ともよばれる。1チーム4名で4キロメートル(2013年2月より男女共通の規則となる)、風圧による負担を分担するため、先頭を交代しながら走行する。2チームがそれぞれホームとバックストレッチから同時にスタートする。もっとも内側の競技者はスターティング・マシンで支えられる。相手チームに追い付いたチームが勝者となり、追い付きがなかった場合はチーム3番目の走者が早くゴールしたほうが勝者となる。
(5)ポイント・レースpoints race 20~30名で行うことが多い。スタートはホームストレッチの内側と外側から、内側は補助員に支えられ、外側は柵(さく)に支点をとって待機し、1周の競技外周回後に正式スタートする。一定周回ごとに、ポイント・ライン(発着線)を通過した順にポイント(得点。1位から5、3、2、1点)が与えられ、合計ポイントの多い選手が勝ちとなる。ポイントは250メートル以下のトラックでは10周ごと、それより大きいトラックでは2000メートルに近い距離ごとに与えられる。長距離の競技であるため、途中、他選手を1周回以上追い抜く選手もでてくるが、この場合は20点が与えられる(2003年より)。決勝距離は、世界選手権大会やオリンピックの場合、男子エリートは40キロメートル、女子エリートと男子ジュニアは25キロメートル、女子ジュニアは20キロメートルで行われる。
(6)ケイリンkeirin 日本の「競輪」の競走形態をもとにした競技。世界選手権大会、ワールドカップ、オリンピック(2000年第27回シドニー大会から)の正式種目となっている。所定周回数をモーター・ペーサー(動力付き自転車)の後ろについて集団(1組6~8名)で周回した後、スプリント(終盤の全力走)を行い、着順を競う。スタートは、中央線にスプリンター・レーンをあけて並び、スプリンター・レーンを走るペーサーが近づいたときにピストルの合図で行う。最内側からスタートした競技者はペーサーを追走する義務がある。競走距離は2000メートルを標準とする。ペーサーはフィニッシュの600~700メートル前で走路の内側に退避するが、それ以前にペーサーを追い抜いた選手は失格となる。
(7)チーム・スプリントteam sprint 男子は3名、女子は2名で構成する2チームが、男子はトラック3周、女子は2周してタイムを競う競技。ホームとバックストレッチの中央線からそれぞれ同時にチームでスタートし、各選手が1周ずつ先頭を走った後走路を離れ、最終走者がゴールしたタイムで勝敗を決める。
(8)スクラッチscratch 男子エリートは15キロメートル、女子エリートと男子ジュニアは10キロメートル、女子ジュニアは7.5キロメートルの距離で行う。助走してからスタートするフライング・スタートで開始し、最終スプリントで順位を決定する。追い抜かれた競技者はその競技から除外される。20名前後で同時にスタートして行うことが多く、多人数で着順のみを競うため、ロードレースと同様な作戦が重要である。
(9)マディソンmadison 2名で構成するチームで、各チームのうち1名が競技に参加し、走行中に交代しながら、20周ごとの中間スプリント(中間ポイントライン通過時の得点。1位から5、3、2、1点となる)を含む通常20~60キロメートルの距離で競う競技。男子のみで行われる。交代は随時、手または腰にタッチして行うことができる。交代までの全力疾走距離は通常500メートル前後である。2名で行うポイント・レースといえる。長距離の種目なので追い抜きが起こりうるが、順位は完走周回数の多寡で決定し、周回数が同じ場合は獲得ポイントで決定する。
(10)オムニアムomnium 複数種目の競技を行いその各種目の順位合計で総合順位を競う複合競技。2012年の第30回オリンピック・ロンドン大会から男女の正式種目となったのを機に競技規則が整備された。現行の規則では、フライングラップ(250メートルのフライング・タイムトライアル)、ポイント・レース、エリミネイション、インディビデュアル・パーシュート、スクラッチ、タイムトライアルの6種目をこの順で2日間にわたり行い、各競技の順位合計が最小の者を勝者とする。同点の場合はタイムトライアル系種目の合計タイムの小さい者を優位とする。エリミネイションは、集団でスタートし、毎周または2周ごとにフィニッシュ・ラインを最後に通過した者がその競技からエリミネイト(除外)されていき、最後に残った2者で勝敗を決する競技である。[林讓四郎・日本自転車競技連盟]
ロード競技種目
一般の公道を走る競技で、次のものがある。
(1)ワンデイ・ロードレースone-day road race 数十名から200名までが一斉にスタートして、町から町に設定したコースあるいは周回コースにおいて長い距離を走破し、ゴールの着順で勝敗を決める競技。チーム単位で参加し、チーム内での協力が認められる。車輪のパンクなどに対応するために、予備車輪や予備自転車を積載したメカニックの車両やチームの車両も随伴する。審判は4輪または2輪の車両に分乗し、無線でコミュニケーションをとりながら競走をコントロールする。通常のレースの距離は男子エリートで200キロメートル、女子エリートで140キロメートルが最長距離とされるが、世界選手権大会やオリンピックでは、それぞれ250~280キロメートル、120~140キロメートルの距離で競われる。またクラシックとよばれるレースでは、この基準外の伝統的な距離で行われている。
(2)個人タイムトライアル・ロードレースindividual time trial road race 一定の間隔で1人ずつスタートし、完走タイムの優劣によって勝敗を決める競技。他の選手の直後について走ることは禁じられる。世界選手権大会やオリンピックの場合、男子エリートは40~50キロメートル、女子エリートは20~30キロメートルの距離で競われる。
(3)チーム・タイムトライアル・ロードレースteam time trial road race チームで行うタイムトライアル。かつてはオリンピックの種目でもあった。チーム(最少2名から最多10名までで大会規則により決められる)ごとに一定の時間間隔でスタートし、先頭を交代しつつ空気抵抗を分担して走行する。普通はチームの3番目の走者の完走タイムをチームのタイムとするが、何番目の走者の完走タイムを採用するかは、大会規則によって異なることがある。最長距離は男子エリートで、100キロメートルである。
(4)ステージ・レースstage race 少なくとも2日以上の期間にわたって行い、各ステージ(区間)の完走時間の合計で個人とチームの総合時間順位を競う競技。チーム競技としてのみ行われる。ステージは通常、町から町へのコースで、山岳路も含めて設定する。山岳賞、ポイント賞、チーム賞などを設定することが多い。有名なツール・ド・フランスもステージ・レースであり、23日間にわたり総距離3300キロメートル前後の距離で行う。[林讓四郎・日本自転車競技連盟]
マウンテンバイク競技種目
マウンテンバイクとよばれる、フラットなハンドル・バーと太いタイヤを特徴とする自転車で、おもに未舗装路で行う競技。
(1)クロスカントリーcross-country 通常、周回コースを用い、一斉スタートで着順を競う競技で、オリンピック種目となっている。クロスカントリー競技のコースは、通常、道路区間、林間の小道、野原、土あるいは砂利の小道、さらにかなりの総量の登坂および降坂などの多様な地形を含む。舗装路はコース全長の15%を超えることはできず、また全コースにわたり乗車可能でなければならない。クロスカントリー競技は多くの種目を含むが、代表的なものは1996年第26回アトランタ大会からオリンピック種目に採用されたクロスカントリーである。サーキット周長は4~6キロメートル、競技時間は1時間30~45分である。
(2)ダウンヒルdown-hill 選手が1人ずつコースを降坂し、タイムを競う競技。コース長1500~3500メートル、競技時間2~5分。コースは旗、矢印、テープ等で示す。選手は安全のためにプロテクターを着用しなければならない。[日本自転車競技連盟]
シクロクロス競技種目
9~2月の、通常、秋・冬季に行われる競技。コースは道路、急坂など変化に富んだ道、林道および牧草地を含み、これにより競技のペースを変化させ、困難な区間の後には選手が回復できるように容易な区間を設ける。2.5~3.5キロメートルの周回路で形成し、この周回路の少なくとも90%は自転車で走行可能とする。コースには、選手が自転車から降りることを余儀なくされる障害物を含んでいなければならない。男子エリートの標準競走時間は60分。一斉スタートで、フィニッシュ・ライン通過時の着順で順位を決定する。[林讓四郎・日本自転車競技連盟]
BMX競技種目
アメリカでおもに若年層を対象として開発された、BMXとよばれる自転車を使った競技。ジャンプやバンクなどを人工的に配した、全長300~400メートルの土を固めたトラックで、最大8名の選手が一斉にスタートし、着順を競う。5歳からエリートまで年齢別カテゴリーに細分化されている。2008年第29回北京大会からオリンピック種目に採用された。[日本自転車競技連盟]
トライアル競技種目
屋外または屋内の自然の地形、人工的な障害物で構成されたセクションを走破するテクニックを競う採点競技。BMXから派生した20インチクラスと、マウンテンバイクから派生した26インチクラスがある。セクション内で足や体の一部、自転車の一部を地面や障害物について支点をとったり、セクションの境界を越えたりした場合は減点される。[日本自転車競技連盟]
室内自転車競技種目
(1)サイクル・ボールcycle ball 自転車に乗って行う球技で、日本ではサイクル・サッカーとよばれている。男子のみの種目で、1チーム2名で行う。試合時間は前後半7分ずつ、サイドチェンジは2分以内、布製ボール(直径17~18センチメートル、重量500~600グラム)を自転車の前後輪で巧みにドリブルしながら、ゴールにシュートして得点を争う。キーパーとして守備についているとき以外は手でボールに触れてはならない。自転車はドリブルやシュート、ターンや前後の動きが容易にできるよう、競技専用の自転車を使う。この自転車はハンドルが普通の自転車とは異なり、角(つの)のようになっている。また、ブレーキがなく、ギヤが固定されているためペダルを止めることでブレーキをかけることができ、後進することもできる。
(2)アーティスティック・サイクリングartistic cycling 専用の自転車上で倒立や直立などの演技を行い、優劣を争う採点競技。日本ではサイクル・フィギュアとよばれている。男女別にシングルとペアおよび4人制、6人制がある。[林讓四郎・日本自転車競技連盟]
パラサイクリング
身体機能に制限がある競技者による自転車競技。1984年よりパラリンピック種目にもなっている。競技適性により、手でこぐハンドバイク、トライサイクル(三輪)、バイシクル(二輪)、視覚障害者が対象のタンデム(2人乗り)にクラス分けされ、さらにそのなかで運動能力に応じて細分化される。ロード・レースとしては集団スタート、個人タイムトライアル、チーム・リレーが、トラック・レースとしては、1キロメートルおよび500メートル・タイムトライアル、インディビデュアル・パーシュート、タンデム・スプリント、チーム・スプリントが行われる。[日本自転車競技連盟]

世界記録

トラック競技では、スターティング・マシンで支えられた静止状態からスタートする「スタンディング・スタート」、スタート・ライン手前から助走してスタートする「フライング・スタート」でそれぞれ距離別に世界記録が認められる。伝統的な形態の自転車を使用してトラック上を単独で1時間に走破した距離は「アワー・レコード」として認められ、新奇な技術や形態の自転車(たとえばディスク車輪、ハンドル・バーなど)を使用した記録は「ベスト・アワー・パフォーマンス」として区別される。
 2012年9月時点でのトラック世界記録は、男子エリートでは、200メートル・フライング・スタートは9秒572、500メートル・フライング・スタートは24秒758、1キロメートル・スタンディング・スタートは58秒875、4キロメートル・スタンディング・スタートは4分10秒534、4キロメートル団体は3分51秒659、アワー・レコードは49キロメートル700である。女子エリートでは、200メートル・フライング・スタートは10秒643、500メートル・フライング・スタートは29秒481、500メートル・スタンディング・スタートは33秒010、3キロメートル・スタンディング・スタートは3分22秒269、3キロメートル団体は3分14秒051、アワー・レコードは46キロメートル065である。
 なお、公道やサーキットで行うロード競技は、距離、高低差、気象等の条件が多様であるため、世界記録は認められない。[林讓四郎・日本自転車競技連盟]

競技用自転車

UCIの規則による自転車の定義は、「自転車は、同径の二つの車輪を持つ乗り物である。前輪は操舵(そうだ)可能で、後輪はペダルとチェーンからなる装置を介して駆動される」というように形式を限定している。また、推進力は下肢によるクランク回転のみにより与えられ、かつ空気抵抗を減ずるような付加物は禁止される。競技種目によって各種のタイプがあり、その特徴もさまざまに分かれていて、UCIの規則に規格が定められている。規格にあわない自転車の使用は、競技終了後に判明した場合も含めて拒絶される。
 ロード、トラック、シクロクロス競技に用いる自転車の全長は185センチメートル以下(タンデム=2人乗り自転車は270センチメートル以下)、幅は50センチメートル以下で、車輪の直径は55~70センチメートル、最少重量は6.8キログラム。ハンドル・バーの形状は伝統的な「ドロップハンドル」で、その前端は、タイムトライアル系の種目では、クランク軸を通る垂線より75センチメートル以内、それ以外の種目においては前車軸より前に出てはならない。フレームは「ダイヤモンド型」で、構成材の断面寸法・形状に制限がある。トラック競技用、ロード・タイムトライアル用を除いて、一体成型のフレームは禁止される。ロード競技用自転車は、18~22段の変速機を備え、パンク時にすばやく車輪を交換できる機能をもつ。トラック競技用自転車には、フリーホイール(走行中に足を止めることができる機構)、変速機、ブレーキは使用できない。シクロクロス競技用自転車のタイヤ幅は33ミリメートル以下とし、フラットなハンドル・バーは使用できない。マウンテンバイク競技用自転車は、未舗装で起伏のある路面に対応してサスペンションを装備するものが多いが、フラットなハンドル・バーを使用しなければいけない。[林讓四郎・日本自転車競技連盟]

競技場

自転車競技場には屋外と屋内競技場がある。周長は、整数周回あるいは整数+半周回で1キロメートルとなるよう、250、285.7、333.3、400メートルなどに決められている。世界選手権大会、オリンピックに使用できる競技場は、周長250メートルに定められている。競走路は、板張り、コンクリート製、アスファルト製などがある。走路には時速75キロメートルに耐えられる直線のカント(傾斜)がつけられ、周長250メートルの場合、曲線部で45度、直線部で15度ほどである。走路の内縁より内側は青色に塗られ、ブルー・バンドとよばれる回避地帯となる。走路には走行方向に、内縁より20センチメートル外側には測定線、さらに70センチメートル置いてスプリンター・ライン、走路幅員の3分の1のところにステイヤー・ラインが引かれる。走路を横断してフィニッシュ・ライン、中央線、200メートル線が引かれる。競技中や練習中も安全に移動できるように、走路の内側にある選手控え場所、ウォームアップ・エリアや審判施設と外部を連絡するトンネルが必要である。[林讓四郎・日本自転車競技連盟]

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