富士灰(読み)ふじばい

精選版 日本国語大辞典 「富士灰」の意味・読み・例文・類語

ふじ‐ばい ‥ばひ【富士灰】

〘名〙
富士山火山灰。〔俳諧・本朝文選(1706)〕
火鉢の灰を富士山の姿に盛ること。また、その盛った灰。
仮名草子東海道名所記(1659‐61頃)六「池田炭を富士灰に埋み」
香炉に用いる灰の一種
※俳諧・誹諧発句帳(1633)秋「富士灰の煙身にしむ香炉哉〈最運〉」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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