富士見原(読み)ふじみはら

日本歴史地名大系 「富士見原」の解説

富士見原
ふじみはら

[現在地名]中区富士見町

前津小林(まえづこばやし)村の南、長栄(ちようえい)寺の東付近の丘陵一帯の田畑の字名。享保一七年(一七三二)六月当地に遊郭が置かれ、不二見(ふじみ)(富士見)原遊郭として四年間続いた。「風流夢野道草」(蓬左文庫蔵)所収の富士見原図によれば、西の木戸付近を除いて「ホリ」がめぐらされ、北と南にも木戸があった。また「草茫々として露ふかくされども懸あんどうの眺望茶や茶やの高声風に誘れ月に和して聞ゆるもおかし」とあるように、遊郭廃止後も府下随一の名勝の地となり、藩重臣横井也有らが別荘の地とした。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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