富安I遺跡(読み)とみやすIいせき

日本歴史地名大系 「富安I遺跡」の解説

富安I遺跡
とみやすIいせき

[現在地名]御坊市湯川町富安

独立丘陵の八幡やはた山から南西に張出した標高約六・五メートルの微高地上に位置する複合遺跡。かつて畿内第四様式に属する弥生式土器が採集され、昭和五二年(一九七七)実施された発掘調査では、弥生時代中期から奈良時代にかけての竪穴住居一九棟を主体に多数の溝状遺構・ピットなどを検出。畿内第四・第五様式を中心とした弥生式土器、土師器須恵器黒色土器・瓦器・石鏃・石斧など各時代に及ぶ遺物が出土した。同五六年から五七年にかけての発掘調査では、弥生時代中期後半に属する方形周溝墓四、後期の溝二、竪穴住居一などのほか、古墳時代に属する竪穴住居二、掘立柱建物二、土壙、溝、溝状遺構、中世に属する掘立柱建物二、柵などを検出。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

4月1日の午前中に、罪のないうそをついて人をかついでも許されるという風習。また、4月1日のこと。あるいは、かつがれた人のこと。四月ばか。万愚節。《季 春》[補説]西洋もしくはインドに始まる風習で、日本...

エープリルフールの用語解説を読む