富村雄(読み)とみ むらお

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「富村雄」の解説

富村雄 とみ-むらお

1836-1887 明治時代の新聞経営者。
天保7年11月10日生まれ。幕末,尊攘(そんじょう)運動にくわわる。明治6年松江で島根県初の新聞「島根新聞誌」を発行したが,10号ばかりで廃刊。のち反政府的立場から山陰立志社をつくる。時勢に絶望し隠棲(いんせい)先の宮崎県下で,明治20年11月1日自決。52歳。出雲(いずも)(島根県)出身旧姓熊野。前名は饒夫(にぎお)。字(あざな)は孝楯(のりたて)。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android