富樫広蔭(読み)トガシヒロカゲ

関連語 鬼島広蔭

精選版 日本国語大辞典 「富樫広蔭」の意味・読み・例文・類語

とがし‐ひろかげ【富樫広蔭】

  1. 江戸末期の国語学者。号は言幸舎(ことさちのや)和歌山の人。本居大平・春庭の門に入って学ぶ。国語の品詞論において卓越した業績を遺す。著「辞玉襷(てにをはたまだすき)」「詞玉橋」など。寛政五~明治六年(一七九三‐一八七三

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

世界大百科事典(旧版)内の富樫広蔭の言及

【音義説】より

…しかし,前提に誤りの存することを認めず,いたずらにかってな解釈をおし進めたので,それは江戸時代の後期,単に一部の国学者によって熱心に唱えられただけで終わった。この立場の最も徹底した代表者は,富樫(とがし)広蔭と堀秀成である。秀成はその学問的生涯を音義説にささげ,これに関する多くの著述を残した。…

※「富樫広蔭」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

ユーラシア大陸、北アメリカ大陸北部に広く分布し、日本では北海道にエゾヒグマが生息する。成獣は体長2メートル以上、体重300キロにもなり、日本最大の陸生動物として知られる。雑食性で草や木の実、サケ、シ...

ヒグマの用語解説を読む