[ 一 ]①は実際に勾玉・菅玉などの玉の付いた襷であるとする説と、玉に実質的な意味はなく単に襷の美称であるとする説がある。
…和服が衣生活の主体であった昭和初期ころまで,たすきは階層や性別を問わず生活必需品であった。たすきの材料は,古代には日蔭蔓,木綿,ガマ(蒲)などが使われ,《万葉集》には〈木綿襷〉や〈玉襷〉の名が見えている。玉襷は勾玉や管玉などをとおしたたすきで必ずしも美称ではない。…
※「玉襷」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
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