デジタル大辞泉 「寒の水」の意味・読み・例文・類語 かん‐の‐みず〔‐みづ〕【寒の水】 寒中の水。薬になるといわれ、この水で餅もちをついたり、服薬に用いたりする。《季 冬》「見てさへや惣身にひびく―/一茶」 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
精選版 日本国語大辞典 「寒の水」の意味・読み・例文・類語 かん【寒】 の 水(みず) ① 寒中の水。冬の水。また、そのように冷たいことのたとえにいう。《 季語・冬 》[初出の実例]「寒(カン)の水でとぎこそ出せ氷面(ひも)鏡〈重方〉」(出典:俳諧・毛吹草(1638)六)② 江戸時代の化粧水の一つ。寒中に集めた雪を壺に入れてとっておき、夏になって白粉をとく水として用いる。[初出の実例]「御所白粉を寒(カン)の水にてときて」(出典:浮世草子・西鶴織留(1694)一) 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例