寒煙(読み)カンエン

デジタル大辞泉 「寒煙」の意味・読み・例文・類語

かん‐えん【寒煙】

寂しく立ちのぼる煙やもや

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精選版 日本国語大辞典 「寒煙」の意味・読み・例文・類語

かん‐えん【寒煙・寒烟】

  1. 〘 名詞 〙 さびしく立ちのぼる煙や靄(もや)。寒々とした煙や靄。
    1. [初出の実例]「寒煙清色柳営静。暁露助光蓮府幽」(出典本朝無題詩(1162‐64頃)二・賦月〈藤原茂明〉)
    2. [その他の文献]〔顔延之‐応詔観北湖田収詩〕

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普及版 字通 「寒煙」の読み・字形・画数・意味

【寒煙】かんえん

ものさびしくたなびく煙。うすもや。寒烟。元・黄庚〔江村〕詩 極目江天一(はる)かなり として、西に斜めなり

字通「寒」の項目を見る

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