寒苦(読み)かんく

精選版 日本国語大辞典 「寒苦」の意味・読み・例文・類語

かん‐く【寒苦】

〘名〙 寒さに苦しむこと。また、その苦しみ。〔色葉字類抄(1177‐81)〕
※俳諧・笈の小文(1690‐91頃)「霜雪の寒苦をいとふに心なし」 〔史記‐匈奴伝〕

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デジタル大辞泉 「寒苦」の意味・読み・例文・類語

かん‐く【寒苦】

寒さによる苦しみ。凍えるような寒さ。「寒苦に責められる」

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普及版 字通 「寒苦」の読み・字形・画数・意味

【寒苦】かんく

苦寒貧苦。また詩文風格硬なるをいう。〔南唐書、伍喬伝〕詩を學ぶに力む。(つね)に馬(るいば)のり。

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