霜雪(読み)ソウセツ

デジタル大辞泉 「霜雪」の意味・読み・例文・類語

そう‐せつ〔サウ‐〕【霜雪】

しもゆき
年をとって白くなった頭髪ひげ。「かしら霜雪をおく」

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精選版 日本国語大辞典 「霜雪」の意味・読み・例文・類語

そう‐せつサウ‥【霜雪】

  1. 〘 名詞 〙
  2. (しも)と雪(ゆき)。霜や雪。
    1. [初出の実例]「凄々抱霜雪、夜々宿波瀾」(出典経国集(827)一三・夕次播州高砂〈淡海福良満〉)
    2. 「吾山の僧侶三の山の参籠の間霜雪雨露にうたるるを以て行者の功を哀て」(出典:延慶本平家(1309‐10)一本)
    3. [その他の文献]〔史記‐貨殖伝〕
  3. 転じて、白い毛髪、ひげなどのたとえ。
    1. [初出の実例]「頭にはしきりに霜雪をいただき」(出典:撰集抄(1250頃)一)

しも‐ゆき【霜雪】

  1. 〘 名詞 〙 霜と雪。
    1. [初出の実例]「霜雪(しもゆき)もいまだ過ぎねば思はぬに春日(かすが)の里に梅の花見つ」(出典:万葉集(8C後)八・一四三四)

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普及版 字通 「霜雪」の読み・字形・画数・意味

【霜雪】そう(さう)せつ

霜や雪。厳寒。〔史記、貨殖伝〕弋射(よくしや)漁獵(ぎよれふ)、晨夜を犯し、霜し、谷に馳せ、猛獸のけざるは、味を得んが爲なり。

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