寓目(読み)ぐうもく

精選版 日本国語大辞典 「寓目」の意味・読み・例文・類語

ぐう‐もく【寓目】

〘名〙 目をつけること。目をとめること。
家伝(760頃)下「於是因按行、至坂田郡、寓目山川曰、吾欲伊福山頂瞻望」 〔春秋左伝‐僖公二八年〕

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デジタル大辞泉 「寓目」の意味・読み・例文・類語

ぐう‐もく【×寓目】

[名](スル)目を向けること。注目すること。
著者は自己の―した本と、買い得て蔵していた本とを挙げている」〈鴎外渋江抽斎

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普及版 字通 「寓目」の読み・字形・画数・意味

【寓目】ぐうもく

注目する。〔左伝、僖二十八年〕(楚の)子玉、鬪勃をして戰をはしめて曰く、ふ、君の士と戲れん。君、軾に馮(よ)りて之れをよ。得臣(子玉)與(とも)に寓目せんと。

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