デジタル大辞泉
「寛げる」の意味・読み・例文・類語
くつろ・げる【▽寛げる】
[動ガ下一][文]くつろ・ぐ[ガ下二]
1 気持ちなどをゆったりとさせる。安心させる。休息させる。
「住みにくい所をどれほどか、―・げて」〈漱石・草枕〉
2 かたくしまっているものなどをゆるやかにする。ゆるめる。
「―・げた領の下に項から背へ掛けて三角形に見える白い肌」〈鴎外・雁〉
出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
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くつろ・げる【寛】
- 〘 他動詞 ガ下一段活用 〙
[ 文語形 ]くつろ・ぐ 〘 他動詞 ガ下二段活用 〙 - ① かたくしまっているものや、きっちりはまっているものなどをゆるやかにする。ゆるめる。広げる。
- [初出の実例]「木を以て貝の口を差入れて
ければ、少し恌(くつろげ)たれば」(出典:今昔物語集(1120頃か)二九) - 「襟元を先づくつろげる月見乳母」(出典:雑俳・歌羅衣(1834‐44)四)
- ② 気分をゆったりとさせる。安心させる。休息させる。〔日葡辞書(1603‐04)〕
- [初出の実例]「馬上八里の疲れを湯に這入ってくつろげてから」(出典:断橋(1911)〈岩野泡鳴〉一〇)
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例
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