寛慶寺(読み)かんけいじ

日本歴史地名大系 「寛慶寺」の解説

寛慶寺
かんけいじ

[現在地名]長野市長野 東之門町

善光ぜんこう寺本堂南東にあって寺地を接する。福寿山寛慶寺といい、浄土宗に属し、本尊阿弥陀如来である。

開基は、「吾妻鏡」の治承四年(一一八〇)九月の条に「栗田寺別当大法師範覚」とある栗田入道範覚の創建で、はじめ栗田くりた村の堀之内ほりのうち城郭内に建立したもので、栗田寺と称した。その子孫寛慶、明応五年(一四九六)一二月二二日卒し、その子寛高が寛慶を善光寺東之門ひがしのもんに葬り、廟所とし、一寺を建立し、栗田寺を引き移し、寛慶の名をもって名付け寛慶寺と称したものという(「栗田氏系図」丸山史料)

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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