家庭医学館 「寝ちがい」の解説
ねちがい【寝ちがい】
睡眠中は筋肉が弛緩(しかん)(ゆるむ)しているので、頭を不自然な方向に曲げていたりすると、くびの筋肉の一部が過度に引き伸ばされておこると考えられます。
くびや肩の筋肉を押すと痛みます。痛みのおこり方や病歴などから、寝ちがいであることはわかりますが、ほかの病気の有無を確認するため、X線検査や神経学的検査を行なうこともあります。
寝ちがいは、とくに治療する必要はありません。ふつう数日で痛みは消えます。
痛みが強い場合には、鎮痛薬や筋弛緩薬を用いたり、温湿布(おんしっぷ)などをすれば治ります。