寝台特急あけぼの(読み)しんだいとっきゅうあけぼの

共同通信ニュース用語解説 「寝台特急あけぼの」の解説

寝台特急あけぼの

東北線、奥羽線経由の寝台特急として1970年10月、上野青森で運行開始。現在は最高時速110キロで上越線、羽越線経由で北上し秋田から奥羽線に入り、青森までの約770キロを約12時間半で結ぶ。機関車が客車10両をけん引、定員は221人。運賃と特急・寝台料金がかかり、同区間でA寝台個室が総額2万7千円、B寝台個室が1万9950円。車両の老朽化に加えて乗車率が約6割と低迷し、15日のダイヤ改正で廃止が決まった。定期運行する青い塗装の寝台特急「ブルートレイン」は北斗星(上野―札幌)だけとなる。

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知恵蔵mini 「寝台特急あけぼの」の解説

寝台特急あけぼの

上野~青森間を走る寝台特急列車(ブルートレイン)の名称。上野~青森間の776.2キロメートルを13時間弱で結ぶ。1970年7月、上野~秋田間に東北・奥羽本線経由の臨時寝台特急として1日1往復新設されたのが始まりで、同年10月には定期列車となった。82年11月の東北・上越新幹線開業によるダイヤ改正で定期3往復に増便。90年9月から始まった山形新幹線工事により1往復に減り、2002年12月に寝台特急「はくつる」が廃止された後は、東京と東北を結ぶ唯一の定期列車となった。14年3月15日のダイヤ改定により廃止されることが決まったが、自治体商工会などが2月5日、存続を求める要望書をJR東日本本社などに提出した。

(2014-2-21)

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