寝覚草(読み)ねざめぐさ

精選版 日本国語大辞典 「寝覚草」の意味・読み・例文・類語

ねざめ‐ぐさ【寝覚草】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 植物まつ(松)」の異名
    1. [初出の実例]「豊喜合草 松〈天智天皇花尽異名〉〈略〉寝覚草 同〈同〉何をさて種となすらむね覚草こころの外にはも枝もなし」(出典:蔵玉集(室町))
  3. 植物「おぎ(荻)」の異名。
    1. [初出の実例]「露岩草 荻〈略〉〈家隆哥〉秋といへはいかなる夜半もねさめ草風や夢路の関と成らん」(出典:蔵玉集(室町))

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

動植物名よみかた辞典 普及版 「寝覚草」の解説

寝覚草 (ネザメグサ)

植物。マツ科マツ属の常緑高木の総称。マツの別称

寝覚草 (ネザメグサ)

植物。イネ科多年草オギの別称

出典 日外アソシエーツ「動植物名よみかた辞典 普及版」動植物名よみかた辞典 普及版について 情報

今日のキーワード

ドクターイエロー

《〈和〉doctor+yellow》新幹線の区間を走行しながら線路状態などを点検する車両。監視カメラやレーザー式センサーを備え、時速250キロ以上で走行することができる。名称は、車体が黄色(イエロー)...

ドクターイエローの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android