寡占価格(読み)かせんかかく(その他表記)oligopoly price; oligopolistic price

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「寡占価格」の意味・わかりやすい解説

寡占価格
かせんかかく
oligopoly price; oligopolistic price

市場が寡占状態にある場合に成立する価格。一般に利潤極大を目指す企業は,限界収入と限界費用の等しい点で価格を決定する (限界原理) とみられてきたが,いわゆるオックスフォード経済調査 (1936) 以来,現実の企業は平均可変費用 (労賃,原材料費など) に固定費用 (減価償却費,本社経費など) と利潤のための一定比率 (マーク・アップ率という) を乗じて価格決定を行う (→フルコスト原理 ) ことが明らかとなった。しかし寡占企業は,価格を引下げれば競争者もそれに追随するので必ずしもシェア増大に結びつかず,逆に引上げれば競争者が据置くのでシェア減少を招くとみる。この結果,寡占価格は概して硬直的で,特に下方硬直性が強まる。

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