寰中元志(読み)かんちゅう げんし

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「寰中元志」の解説

寰中元志 かんちゅう-げんし

1346-1428 南北朝-室町時代の僧。
貞和(じょうわ)2=正平(しょうへい)元年生まれ。臨済(りんざい)宗。肥後(熊本県)正観寺の大方元恢(たいほう-げんかい)のもとで出家。元(中国)にわたり,天寧寺の楚石梵琦に師事。帰国後,元恢の法をつぎ,正観寺の住持となる。菊池持朝にまねかれて肥後成道寺の開山(かいさん)となった。応永35年3月13日死去。83歳。肥後出身。俗姓は小足。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例